人類進化

化石人類の物質文化と精神文化

物質文化としての石器 先土器時代、つまり土器が発明される以前の時代を代表する道具が石器である。 石器の変遷[*1] ヒト属がアウストラロピテクス属から分岐したころから石器が作られるようになったらしい。これは、ヒト属の大脳化が始まったときとも一致す…

認知機能・パーソナリティの小進化

知能 知能[*1]には、人種・民族による違いがあり、およそ、サハラ以南のアフリカ<北アフリカ〜南アジア<ヨーロッパ系<東アジア、という地理的勾配がある。 国別の平均IQ[*2] 多民族国家であると人種・民族の差を見ることができないので、先住民族の推計知…

人類の進化と大脳化

霊長類の進化 中生代の終わり、6500万年前に恐竜が絶滅した後、新生代が始まる。昼行性の恐竜に対し、夜のニッチでひっそりと暮らしていた哺乳類(有胎盤類)が急速に適応放散した。霊長類(サル目)も、このときに登場した。霊長類は樹上生活に適応した動物…

オーストラリア先住民美術

岩壁画 オーストラリアにおける絵画の伝統は、この大陸に人間が移住した5万年前に遡ることができる。 ノーザン・テリトリーのジャビルーを中心とするカカドゥ地域 カカドゥ国立公園 ウビルーの岩壁画 ハエが多いので顔全体を覆わなければならない 壁画は長年…

サル目(霊長類)の系統

Order Primates 霊長目(サル目) Suborder Strepsirrhini 原猿亜目 (マダガスカルなどに生息する原始的なサル。多くが夜行性で、嗅覚が発達) Infraorder Lemuriformes キツネザル下目 Infraorder Loriformes ロリス下目 Infraorder Tarsiiformes メガネザ…

人類学の科学史的位置づけ

人類学の背景 人類学(anthropology)は、人間を研究する学問である。しかし、そう定義しただけでは、人間を扱う学問のすべてが「人類学」になってしまう。人類学という領域設定の背後には、ヨーロッパの創造論的世界観における、鉱物、植物、動物、人間、(…

個人向け遺伝子解析

ヒトのゲノムは約30億の塩基対からなるが、そのうちでタンパク質をコードしているエクソンは全体の約1%であり、遺伝子の数ではおおよそ2万になる。(このうちの半分である1万個が脳で発現している。)ヒトとチンパンジーの差異は2%弱で、ヒトの種内変異は0…