神話と象徴

【資料】水木しげる『幸福になるメキシコ』

水木しげるのメキシコ先住民儀礼体験[*1] 水木しげるの精神展開体験が、氏独特の、薄気味悪く、かつ、どこかユーモラスな筆致によって描かれているが、子宮への回帰という元型的な体験はまた、メキシコ先住民ウィチョールの、ウィリクタへの旅という世界観と…

集合的無意識と共時性ーユングの著作を中心にー

Carl G. Jung 1875-1961 「神を信じますか?」と聞かれたユングは「信じる必要はありません。知っています」と答えた[*1]。 星の王子さまは「大切なものは、目には見えない[*2]」と言っているが、カール・グスタフ・ユング(Carl Gustav Jung: 1875〜1961)…

【資料】レヴィ=ストロース『今日のトーテミスム』

ラドクリフ=ブラウンの証明は、トーテミスムの反対者も擁護者も、ともに閉じこめられていたジレンマを決定的に取り除く。かれらは生物種に自然の刺戟物か、あるいは勝手な口実というただ二つの役割しか与えていなかったのだから……。トーテミスムの動物たち…

神話の実体化ー丙午現象ー

日本の丙午現象 神話的言説にもとづく象徴的な分類体系は、かならずしも過去の、未開社会・伝統社会だけの観念ではない。日本では江戸時代に、丙午(ひのえうま)=火兄生まれの女は男を喰う悪女であるという俗信が広まった。3サイクル前の1846年には女の子…

【文献案内】日本古典文学

上代から近世に至る主要な古典の網羅的集成としては、岩波書店の『日本古典文学大系』、新潮社の『新潮日本古典集成』、小学館の『日本古典文学全集』がある。 岩波『日本古典文学大系』 岩波の『日本古典文学大系』(全100巻)と、増補改訂版の『新日本古典…