遺伝学

パーソナリティと遺伝子

5因子モデル 心理学では、ユングの内向性ー外向性など、様々なパーソナリティの特性論・類型論が論じられてきたが、因子分析による研究が進むにつれ、ゴールドバーグの特性5因子論(big five:ビッグファイブ)にまとめられることがわかってきた[*1]。この…

認知機能・パーソナリティの小進化

知能 知能[*1]には、人種・民族による違いがあり、およそ、サハラ以南のアフリカ<北アフリカ〜南アジア<ヨーロッパ系<東アジア、という地理的勾配がある。 国別の平均IQ[*2] 多民族国家であると人種・民族の差を見ることができないので、先住民族の推計知…

人類の進化と大脳化

霊長類の進化 中生代の終わり、6500万年前に恐竜が絶滅した後、新生代が始まる。昼行性の恐竜に対し、夜のニッチでひっそりと暮らしていた哺乳類(有胎盤類)が急速に適応放散した。霊長類(サル目)も、このときに登場した。霊長類は樹上生活に適応した動物…

精神疾患と創造性

統合失調症と双極性障害 精神疾患と創造性との関係は、かねてより議論されてきた。精神疾患に罹患していた学者や芸術家についての病跡学的な研究はさかんに行われてきたが、大規模な集団を対象とした統計的研究が進んできたのは、この十年ほどである。 統合…

個人向け遺伝子解析

ヒトのゲノムは約30億の塩基対からなるが、そのうちでタンパク質をコードしているエクソンは全体の約1%であり、遺伝子の数ではおおよそ2万になる。(このうちの半分である1万個が脳で発現している。)ヒトとチンパンジーの差異は2%弱で、ヒトの種内変異は0…