脳神経科学

NMDA型グルタミン酸受容体と神経保護作用

この記事には医療・医学に関する記述が数多く含まれていますが、その正確性は保証されていません[*1]。検証可能な参考文献や出典が全く示されていないか、不十分です。この記事の内容の信頼性について検証が求められています。確認のための文献や情報源をご…

パーソナリティの遺伝子解析(例:GeneLifeMyself)

国立精神・神経医療研究センター神経研究所で受けた質問紙調査では、TCIの7項目のうち「自己超越性」だけが標準の範囲より高かった。 「損害回避」「自己志向」「協調性」も低めである。「協調性」が低いというと悪いことのようだが、過去にこだわらず、未…

アマゾン先住民シピボのシャーマニズム

豊かな<南>の社会 アマゾン上流で最大の支流のひとつであるウカヤリ川は、アンデスの高地から流れ出す小さな支流を集め、ペルー領内を細かく蛇行しながら北上する。その流れにそってシピボまたはコニボと呼ばれる、パノ系の言語を話す先住民族が暮らしてい…

明晰夢

夢の中でこ「これは夢だ」と気づく体験は、心理学では明晰夢(自覚夢)(lucid dream)と呼ばれる。日本人の大学生を対象にした調査では、約8割が、一度ぐらいはそういう体験をしたことがあるらしいし、百人に一人ぐらいの割合で、毎晩の夢がすべて明晰夢だ…

アヤワスカ茶による脳機能とパーソナリティの変化(加筆中)

この記事には医療・医学に関する記述が数多く含まれていますが、その正確性は保証されていません[*1]。検証可能な参考文献や出典が全く示されていないか、不十分です。この記事の内容の信頼性について検証が求められています。確認のための文献や情報源をご…

ヤマハギ茶の文化と薬理作用

仏教寺院では、ヤマハギの花が咲く彼岸の季節に、萩茶を振る舞う習慣がある。 愛知県稲沢市の円光寺[*1] 毎年九月に振る舞われる萩茶[*2]。 「利尿降圧作用 、強壮作用、頭痛、めまい、のぼせ、ノイローゼ、咳止め、腫れ物など」に効用があるという[*3][*4] …

内因性DMTの日内変動と子宮収縮作用

この記事には医療・医学に関する記述が数多く含まれていますが、その正確性は保証されていません[*1]。検証可能な参考文献や出典が全く示されていないか、不十分です。この記事の内容の信頼性について検証が求められています。確認のための文献や情報源をご…

DMT含有植物と薬草としての使用

この記事には医療・医学に関する記述が数多く含まれていますが、その正確性は保証されていません[*1]。検証可能な参考文献や出典が全く示されていないか、不十分です。この記事の内容の信頼性について検証が求められています。確認のための文献や情報源をご…

「お茶」は「麻薬」か ー法や条約による規制ー

参考:向精神薬にかんする法律・条例 第二次大戦後の国際条約 第二次大戦後、アヘンなどの向精神薬を一括して規制するため、1961年に「麻薬に関する単一条約(Single Convention on Narcotic Drugs)」が締結された。この条約は、おもにケシ、大麻、コカなど…

南島の茶道 ーカヴァの伝統と現在ー

追記:カヴァの薬理学 付記2:カヴァの肝毒性と規制について 2000年代初頭の肝毒性問題 厚労省の見解と茶会の中止 肝障害問題のその後 飲むときの注意 それぞれの文化にはそれぞれの伝統に根ざした嗜好品があり、それぞれの文化の中で象徴的な役割を果たし…

体温の変化と体温の計測

通常「体温」といえば脇の下で測る温度のことだが、体温は測る場所によって異なる。 計測部位による体温の差[*1] 高い精度が必要とされる基礎体温は舌下で計測することが多く、逆に多人数の体温を早く測る場合には耳や額に赤外線を当てて測る方式が一般的で…

ウイルス進化論

この記事には医療・医学に関する記述が数多く含まれていますが、その正確性は保証されていません[*1]。検証可能な参考文献や出典が全く示されていないか、不十分です。この記事の内容の信頼性について検証が求められています。確認のための文献や情報源をご…

向精神薬の開発史とセレンディピティ

向精神薬の開発史 1804 モルヒネの単離 地中海のケシから 1855 コカインの単離 アンデス先住民のコカから 1893 メタアンフェタミンの合成 漢方のマオウに含まれるエフェドリンから(日本で) 1897 メスカリンの単離 メキシコ先住民のペヨーテから 1903 バル…

入眠時幻覚と睡眠麻痺

通常、入眠後はまずノンレム睡眠に入るが、入眠直後から始まるレム睡眠を、入眠時レム睡眠(SOREMP: sleep onset REM period)と呼ぶ。過眠症の一種であるナルコレプシーに特徴的な現象だが(→「過眠症」)健常者でもふつうに体験される。入眠時幻覚(入眠期…

睡眠と夢見の系統発生と個体発生

夢見の系統発生 レム睡眠の進化は、鳥類と哺乳類の系統で独立に起こった。 レム睡眠の系統発生[*1] 哺乳類は、哺乳類型爬虫類(単弓類)から進化してきた。卵生の単孔類(原獣類)から分岐した、有袋類(後獣類)と有胎盤類(真獣類)の共通祖先でレム睡眠が…

睡眠と覚醒のリズム

睡眠時にはレム睡眠(Rapid Eye Movement sleep)とノンレム睡眠(Non-REM sleep)が周期的に繰り返される。「REM」とは「Rapid Eye Movement: 急速眼球運動」のことである。通常、入眠時はまずノンレム睡眠に入り、それから約90分ごとにレム睡眠とレム睡眠…

意識の諸状態

四つの意識状態 人間の意識は複数の状態をとりうる。そして複数の意識状態に対応した複数の現実(reality)が存在する。たとえば、古代インドの『マーンドゥキァ・ウパニシャッド』は、人間の意識状態を四種類に分類している[*1]。 1 覚醒状態 2 夢のない…

精神疾患の分類

精神疾患の診断基準のアメリカ的〜グローバル・スタンダードである、DSM-5の章立ては、おおよそ、以下のようになっている。 1、神経発達障害 2、統合失調症(精神病性障害) 3、双極性障害 4、抑うつ障害 5、不安障害 6、強迫性障害 7、心的外傷後ス…

錯覚・幻覚・認知バイアス

幻覚(hallucination)とは、入力のない感覚情報を体験してしまうことであり、錯覚(illusion)とは、入力のあった感覚情報を歪めて認識してしまうことである。 錯覚と幻覚 火星の人面岩(Face on Mars)[*1] ほんらい意味のないパターンに人間の顔など、意…

精神展開薬(サイケデリックス)

精神展開薬(psychedelics: サイケデリックス)は、単純明快な分子構造でありながら、特異体験、神秘体験、あるいは宗教体験といった強い変性意識状態を引き起こすことから、こうした体験が意外に単純なメカニズムで引き起こされることを示唆している。しか…

神経伝達物質と向精神薬

伝導と伝達 神経伝達物質 向精神薬と受容体 補足:非定型抗精神病薬 神経系を構成する細胞を神経細胞(neuron: ニューロン)という。 伝導と伝達 神経細胞(ニューロン: neuron)の模式図[*1] 樹状突起(dendrite)から伝わった興奮(excitation)が細胞膜の…

中米先住民文化と精神展開性植物

アメリカ大陸の先住民文化の中で、その社会が「国家(state)」といえる段階まで分化したのは、メソアメリカとアンデスの二つの文化領域である。 メキシコ先住民の言語の分布[*1] スペイン人が到来する直前、16世紀の文明[*2] 中米先住民文化の年表[*3] メソ…

【資料】中島らも『アマニタ・パンセリナ』

僕はためしに、部屋を少し明るくしてまわりを見まわしてみた。 なるほど、これは少し様子がちがう。 青いもの、スミレ色のものが、それ自体発光しているように美しく見えるのだ。足もとを見れば、自分のはいている靴下の青が、輝いて目に飛び込んでくる。 「…

向精神薬の分類 ー民俗分類と医学的分類ー

「『ダメ。ゼッタイ。』君」(薬物乱用防止「ダメ。ゼッタイ。」のイメージキャラクター[*1]。) 公益財団法人麻薬・覚せい剤乱用防止センターのWEBサイトにある「乱用される薬物」[*2]には、「ICD-10(WHO国際疾病分類)に基づき日本で使用する精神作用物質…

興奮するモダン/沈静するポストモダン

コカ・コーラの秘密のレシピ アンデスのケチュア人は「嘘をつくな、盗むな、怠けるな(ama sua, ama llulla, ama quella)」を挨拶の言葉として使うほどに謹厳実直な人々であった。彼らの心性を象徴する薬草がコカであり(→「勤勉と強迫の文化」)西洋人がそ…

プラセボ効果と象徴的効果

逸話から「エビデンス」へ ある薬(健康食品なども含む)について、たとえば「水素水を飲んだらうつ病が治った」という場合、「私が飲んだら効いた」をはじめ、「少数の人が飲んだら効いた」は証拠にはならない。「多数の人が飲んだら効いた」と、喜びの体験…

向精神薬の呼称

向精神薬の意味は混乱している。それが神経細胞という物質にはたらきかけると同時に、服用した当事者は個々人に依存した精神的体験を引き起こすからであり、また嗜好品として用いられたり、法的に規制されたりする場合、独自の分類名が併用されるからである…

ヒトの加齢・性周期による配偶行動

女性の性周期 メスの性行動はテストステロンの影響を受ける。ヒト以外の動物では、排卵のすこし前にテストステロンの分泌が高まり、交尾行動を促すことが多い。 ニワトリの排卵前後におけるテストステロン、黄体形成ホルモン、プロゲステロンの分泌量[*1]。 …

パーソナリティと遺伝子

5因子モデル 心理学では、ユングの内向性ー外向性など、様々なパーソナリティの特性論・類型論が論じられてきたが、理論から演繹されたモデルはどれも不十分であり、因子分析による研究が進むにつれ、ゴールドバーグの特性5因子論(big five:ビッグファイ…

化石人類の物質文化と精神文化

物質文化としての石器 先土器時代、つまり土器が発明される以前の時代を代表する道具が石器である。 石器の変遷[*1] ヒト属がアウストラロピテクス属から分岐したころから石器が作られるようになったらしい。これは、ヒト属の大脳化が始まったときとも一致す…