精神医学・臨床心理学

NMDA型グルタミン酸受容体と神経保護作用

この記事には医療・医学に関する記述が数多く含まれていますが、その正確性は保証されていません[*1]。検証可能な参考文献や出典が全く示されていないか、不十分です。この記事の内容の信頼性について検証が求められています。確認のための文献や情報源をご…

明晰夢

夢の中でこ「これは夢だ」と気づく体験は、心理学では明晰夢(自覚夢)(lucid dream)と呼ばれる。日本人の大学生を対象にした調査では、約8割が、一度ぐらいはそういう体験をしたことがあるらしいし、百人に一人ぐらいの割合で、毎晩の夢がすべて明晰夢だ…

アヤワスカ茶による脳機能とパーソナリティの変化(加筆中)

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内因性DMTの日内変動と子宮収縮作用

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DMT含有植物と薬草としての使用

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「お茶」は「麻薬」か ー法や条約による規制ー

参考:向精神薬にかんする法律・条例 第二次大戦後の国際条約 第二次大戦後、アヘンなどの向精神薬を一括して規制するため、1961年に「麻薬に関する単一条約(Single Convention on Narcotic Drugs)」が締結された。この条約は、おもにケシ、大麻、コカなど…

【資料】ガーフィンケル「エスノメソドロジー命名の由来」

さて、当座のあいだでも、こういった内容を覚えておくためのレッテルを見つけなくてはならない。どうしたら覚えておけるのか。「エスノメソドロジー」を使い始めたのは、このようなわけなんだ。「エスノ」という言葉は、ある社会のメンバーが、彼の属する社…

【文献】『妄想はどのようにして立ち上がるか』

一般に「妄想」とは、反証事例によっても訂正が不可能な信念として定義される。 妄想の形成 『妄想はどのようにして立ち上がるか』には、訂正不可能性によって妄想を定義できるかを調べた実験が紹介されている。実験の手続きを敢えて単純化すると以下のよう…

妄想と陰謀論

妄想 強迫観念との違い 陰謀論と終末論 陰謀論の適応的な側面 妄想 認知バイアスが、誤った、揺るぎない、訂正不可能な信念(belief)となると、それは妄想(delusion)と呼ばれる。妄想は、しばしば精神疾患の症状として体験される。統合失調症では被害妄想…

向精神薬の開発史とセレンディピティ

この記事には医療・医学に関する記述が数多く含まれていますが、個人の感想も含まれており、その正確性は保証されていません[*1]。 リチウムの気分安定作用 うつ病のモノアミン仮説 1804 モルヒネの単離 地中海のケシから 1855 コカインの単離 アンデス先住…

入眠時幻覚と睡眠麻痺

通常、入眠後はまずノンレム睡眠に入るが、入眠直後から始まるレム睡眠を、入眠時レム睡眠(SOREMP: sleep onset REM period)と呼ぶ。過眠症の一種であるナルコレプシーに特徴的な現象だが(→「過眠症」)健常者でもふつうに体験される。入眠時幻覚(入眠期…

(この記事は移転しました)

この記事は加筆修正され、以下のURLに移動しました。 hirukawa.hateblo.jp睡眠時にはレム睡眠(Rapid Eye Movement sleep)とノンレム睡眠(Non-REM sleep)が周期的に繰り返される。「REM」とは「Rapid Eye Movement: 急速眼球運動」のことである。通常、入…

【資料】ジェイムズ『宗教的経験の諸相』

この記事は加筆修正され以下のURLに移動しました。 hirukawa.hateblo.jp 私たちが合理的意識と呼んでいる意識、つまり私たちの正常な、目ざめているときの意識というものは、意識の一特殊型にすぎないのであって、この意識のまわりをぐるっととりまき、きわ…

【文献】草間彌生『すみれ強迫』

すベてがどうでもいいわけではない。投げ出しているのでもない。サチコは思う。この世の摂理がわかっているのだ。花と星と雲と風が教えてくれることだけで充分なのだ。狂っているんじゃないと私は理解しているの。脳病院にゆくのはいい。でも私の頭の中には…

【資料】西丸四方『狂気の価値』

躁鬱病プラス分裂病・ある天才画家 私は三十年来、ある女性の画家を知っている。彼女が田舎の公民館で個展を催したときに、偶然出会い、その狂的な抽象画に圧倒されるほどの迫力を感じた。これは物真似でない本当の抽象画だと思って、その画家に会ってみた。…

心理学における「異常」と「超常」

超心理学(parapsychology)とは、超常現象(paranormal phenomena)を対象とする心理学の一分野である。しかし、「超」心理学や「超」常現象という訳語は、いささか意味不明である。あるいは、一種の「いかがわしさ」さえ感じさせる。以下、断りがないかぎ…

【資料】ヒポクラテス「婦人病」

女性が突然、言葉が話せなくなった場合は、両脚、両膝、両手が冷たくなっているのに 気付かれよう。このとき子宮に触ってみると、きちんとした位置にはない。患者は心臓がどきどきして歯ぎしりをし、多量に発汗する。その他にも神聖病におそわれた者に現われ…

【資料】ポール・ファイヤアーベント

この記事は加筆修正されて下記のURLに移動しました。 hirukawa.hateblo.jp 歴史が提供するゆたかな素材を見つめる人々、より低級な本能を喜ばせるために、すなわち明晰性、精確さ、「客観性」、「真理」という形式の中で知的な事柄における安全性を切望する…

精神疾患の分類

精神疾患の診断基準のアメリカ的〜グローバル・スタンダードである、DSM-5の章立ては、おおよそ、以下のようになっている。 1、神経発達障害 2、統合失調症(精神病性障害) 3、双極性障害 4、抑うつ障害 5、不安障害 6、強迫性障害 7、心的外傷後ス…

錯覚・幻覚・認知バイアス

幻覚(hallucination)とは、入力のない感覚情報を体験してしまうことであり、錯覚(illusion)とは、入力のあった感覚情報を歪めて認識してしまうことである。 錯覚と幻覚 火星の人面岩(Face on Mars)[*1] ほんらい意味のないパターンに人間の顔など、意…

精神展開薬(サイケデリックス)

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神経伝達物質と向精神薬

伝導と伝達 神経伝達物質 向精神薬と受容体 補足:非定型抗精神病薬 神経系を構成する細胞を神経細胞(neuron: ニューロン)という。 伝導と伝達 神経細胞(ニューロン: neuron)の模式図[*1] 樹状突起(dendrite)から伝わった興奮(excitation)が細胞膜の…

【資料】水木しげる『幸福になるメキシコ』

水木しげるのメキシコ先住民儀礼体験[*1] 水木しげるの精神展開体験が、妖怪漫画家であった氏独特の、薄気味悪く、かつ、どこかユーモラスな筆致によって描かれているが、子宮への回帰という元型的な体験はまた、メキシコ先住民ウィチョールの、ウィリクタへ…

向精神薬の分類 ー民俗分類と医学的分類ー

向精神薬の医学的な危険性 「考えるに適した」民俗分類 課税のポリティクス 「『ダメ。ゼッタイ。』君」(薬物乱用防止「ダメ。ゼッタイ。」のイメージキャラクター[*1]。) 公益財団法人麻薬・覚せい剤乱用防止センターのWEBサイトにある「乱用される薬物」…

【資料】フロイトのテレパシー論

いとしいマルタ ぼくたちのあいだに働いているテレパシー的共感のせいで君は聖霊降臨節をぼくよりもたのしくは過ごさなかったようだね、もしそうだとしたらそれは非常に困ったことだ。(後略) マルタ・ベルナイス宛書簡(1885年5月26日) 恋文の中での戯れ…

興奮するモダン/沈静するポストモダン

コカ・コーラの秘密のレシピ リチウムで痩せる! 働くことを愛すること コカ・コーラ社が日本人を過労と不眠から救う? コカ・コーラからカンナビス・コーラへ? コカ・コーラの秘密のレシピ アンデスのケチュア人は「嘘をつくな、盗むな、怠けるな(ama sua…

集合的無意識と共時性 ーユングの著作を中心にー

個人的無意識と集合的無意識 元型 共時性 古典力学と量子力学 布置/星座 臨床の知 付記:ユングの著作とその和訳・解説 Carl G. Jung 1875-1961 「神を信じますか?」と聞かれたユングは「信じる必要はありません。知っています」と答えた[*1]。 星の王子さ…

向精神薬の呼称【修正・移転済】

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パーソナリティと遺伝子

5因子モデル クロニンジャーの7因子モデル 遺伝率と遺伝子 二つのモデルの相互関係 5因子モデル 心理学では、ユングの内向性ー外向性など、様々なパーソナリティの特性論・類型論が論じられてきたが、理論から演繹されたモデルはどれも不十分であり、因子…

日照・自殺・殺人

自殺率の地域的な偏り 自殺率と日照時間 自殺と殺人 自殺率の地域的な偏り 自殺率の国別統計(2016年)[*1] 自殺率は国や地域によって大きく異なる。自殺の理由もさまざまであるが、社会、経済的な問題が背景にあったとしても、ストレスに対する脆弱性には個…